20thシングル「シンクロニシティ」 - 乃木坂46 音と映像の美学
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切なさの演出 |「シンクロニシティ」楽曲解説

20thシングル「シンクロニシティ」
04 /25 2018
更新日:2018年 4月 25日 (水)

本サイトの楽曲解説では個人的に面白いと思った、主観的な目線からの解説のため、勉強不足の部分を指摘していただければ思います。

まずは前提条件ですが、

作詞:秋元康
作曲:シライシ 紗トリ
MV監督:池田一真
振付師:Seishiro

シライシ 紗トリさんは、乃木坂46では「狼に口笛を」、「音の出ないギター」を担当しており、ほかにも欅坂46の「風に吹かれても」など、48グループの楽曲も担当している方です。

どちらかというと、かっこい系のポップスあるいはロック系の曲を得意としている方だと思っていたので、この作曲者は意外でした。「シンクロニシティ」は爽やかで、清楚なイメージですよね?人によって、感じ方は違うと思いますが、個人的にはどこか切なさも感じさせてくれるのですが…


last_piece.jpg


もちろん、生駒さんが最後の楽曲ということもあり、立ち位置的にもセンターの後ろさらには、MVの中にも生駒さんが目立つ場面が散りばめられているので、名残惜しさを感じるのはそのせいだという可能性もありますが、楽曲単体を聞いても何と無く切なさを感じました。
その理由について解説しています。





これは楽曲の最後の部分です。なんか若干違うというのは許してください。簡易的に作成したものですので…

普通の楽曲と違うところに気づきませんでしたか?

この楽曲、悪い言い方をしてしまえば間延びしてしまっているのです。普通、楽曲の最後にAメロを持ってくる場合、主旋律の音以外が消えるはずなのです。





上記のaudioファイルのように、他の音が全て消えて楽曲が終了するはずなのに、何と無くこれからも続きそうなそんな雰囲気を持たせています。これが切なさの原因です。

既聴感・デジャブの正体 | 「シンクロニシティ」楽曲解説
でも、解説したのですが、ここでも「既聴感」を感じさせています。ただし、ここでは逆に「背中丸め〜」からのメロディが来そうなのに来ないんです。
今まではあったものがなくなってしまう。「卒業」というキーワードを楽曲の中で表現している部分だと思います。

さらに詳しく言うと、「背中丸め〜」でなっていた音は正確にはなっています。



しかし、今まで存在していた主旋律が存在しなくなってしまうのです。楽曲の「主旋律」と言うのが、乃木坂の「生駒さん」と言う表現をしていると考えると、考え深いですね。
それは言い過ぎなのかもしれませんが、少なくとも初期の頃はそう言う扱いを受けていたと個人的には思います。。。







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既聴感・デジャブの正体 | 「シンクロニシティ」楽曲解説

20thシングル「シンクロニシティ」
04 /25 2018
更新日:2018年 4月 25日 (水)

本サイトの楽曲解説では個人的に面白いと思った、主観的な目線からの解説のため、勉強不足の部分を指摘していただければ思います。

まずは前提条件ですが、

作詞:秋元康
作曲:シライシ 紗トリ
MV監督:池田一真
振付師:Seishiro

シライシ 紗トリさんは、乃木坂46では「狼に口笛を」、「音の出ないギター」を担当しており、ほかにも欅坂46の「風に吹かれても」など、48グループの楽曲も担当している方です。

どちらかというと、かっこい系のポップスあるいはロック系の曲を得意としている方だと思っていたので、この作曲者は意外でした。「シンクロニシティ」は爽やかで、清楚なイメージですよね?人によって、感じ方は違うと思いますが、個人的にはどこか切なさも感じさせてくれるのですが…


puzzle.jpg


タイトルの「既聴感」、こんな言葉は存在しませんが既視感・あるいはデジャブの耳バージョンだと思って許してください。

今回、ピックアップする部分は、歌詞で言う所の「背中丸め俯いて」だけです。





この部分を初めて聞いた時、どこか聞いたことあるような、ああこういうメロディだろうなとか、あるいは、デジャブに似た感じを感じませんでしたか?私は感じませんでした笑

しかし、違和感は感じていました。どこか騙されているような、気持ち悪さ・すんなり受け取ってしまってはいけないような義務感を感じました。それで、その原因が「既聴感」だったんですね。

この「背中丸め」のメロディと同じ音がずっと最初からなっていたんです。





このC3の「ド」の音がイントロからずっと流れていたんです。
そのせいで、この部分にデジャブを感じさせ、あるいは無意識の中で、そこにずっといるのが当たり前でグループを後ろから支えていて、時々先頭に立って主旋律として輝く、生駒さんのような…
すみません。この部分は完全に主観です笑

しかし、「少しだけこの痛みを感じてくれないか〜」の歌詞の部分で、生駒さんがメインボーカルになるので、あながちこの主観は間違いではなく、曲をマスタリングした人の意図したものかもしれません。確かめようはありませんが。





主旋律が裏拍ばっかり | シンクロニシティ楽曲解説

20thシングル「シンクロニシティ」
04 /17 2018
更新日:2018年4月17日 (火)

このページでは、歌詞は掲載していませんので、乃木坂46の「シンクロニシティ」の歌詞は別で要していただくか、暗記してから来ていただければ幸いです。


シンクロニシティの楽曲構成

イントロ→Aメロ→サビ後のメロディ→Aメロ→Bメロ→サビ→サビ後のメロディ→Aメロ→Bメロ→サビ→サビ後のメロディ→Cメロ→サビ→サビ後のメロディ→Aメロ


この曲なんか歌いにくいなと感じませんでしたか?
音楽を少しでもかじったことのある人は気づいたかもしれませんが、サビとCメロ以外の主旋律が全て裏拍から入っているのです。
今までこんな曲に出会ったことはありませんでした。勉強不足なだけでしょうか?

何を言っているかわからない方のために、できるだけわかりやすく解説していきます。主旋律が裏拍から入っているというのはどういうことか下の図を見てください。<パターン1>から見ていきます。


kana.png

曲に合わせて、1・2・3・4・5・6・7・8と1から8までの一括りを一小節というのですが、この楽曲の最初は前の小節の裏拍から入っているのです。「悲しい」と出だしが若干早いんですね。前の小説の八拍目の後ろ、今いる小説の一拍目の前から歌い出しがは閉まります。これを裏拍と言います。ちなみに表の拍は、歌詞で言う<パターン3>の「背中」から始まる所の「ドンッ・ドンッ・ドンッ」と低音のバスドラムが表の拍です。このバスドラムの音と音の間から主旋律が間に挟まってくるイメージです。餅つきで、ウスを下ろしていない方、餅に水をつけるようなイメージです。
この楽曲のほとんどは前の小節から入っており、常に生き急いでいるようなイメージを持たせています。

ちなみに<パターン2>では、前の小説の7拍目の後ろから入っています。


yoruno.png

そして、keep goingでは、前の小節の6拍目の後ろから入ります。どんどん主旋律が早く入ってきているんですね。

しかし、サビになると前の小節から入るのですが、裏拍から入らず、表の拍とシンクロニシティしてるんです。(言いたかっただけ…)


kittoda.png

サビでは
「誰だって〜」、「不意に〜」からは前の小説から入らず、1拍目の表の拍でちゃんと入るんです。今まで裏拍から入っていた分、気持ち悪さ(おそらくここではグループとしてバラバラだったのを一つにまとまると言うイメージだと個人的に感じています。)があった分、ここで揃うと無意識の中でも一気にスッキリした気持ちを感じさせることができます。

その後の<パターン4>の「ハモれ」では、「keep going」と同じメロディなのにも関わらず、7拍目の後ろから入ります。

もう一箇所、表の拍と一致させているところがあり、それが<パターン7>のおそらくCメロと言われる部分なんですね。ここも全て、表の拍の一拍目にきちんと主旋律を合わせてきています。

八拍目の後ろを「8裏」
七拍目の後ろを「7裏」
六拍目の後ろを「6裏」

として、もう一度、楽曲の構成を見てみましょう。


シンクロニシティの楽曲構成

【イントロ】
<イントロ> (2小節)

【Aメロ】
<パターン1 (Aメロ(1))> (2小節) 
悲〜 8裏
僕〜 8裏

<パターン2 (Aメロ(2))> (2小節) 
夜〜 7裏

<パターン3 (パターン1とは別のAメロ)> (2小節) 
背中〜 8裏
行く〜 8裏

<パターン2> (2小節)
雑踏〜 7裏

<パターン4 (サビ後と同じメロディ)> (4 小節) 
keep going 6裏
keep going 6裏

【Aメロ】
<パターン3> (2小節) 
すれ〜 8裏
事情〜 7裏

<パターン3> (2小節) 
少し〜 8裏
信号〜 7裏
【Bメロ】
<パターン5 (Bメロ)> (2 小節) 
この〜 7裏
【サビ】
<パターン6 (サビ)> (8 小節) 
きっと 6, 7 ,8 (前の小節の表の拍)
誰〜 1 (表)
不意〜 1 (表)
理由〜 8裏
涙〜 8裏
それは 6, 7 ,8 (前の小節の表の拍)
そば〜 1 (表)
言葉〜 1 (表)
心〜 8裏
愛〜 8裏

<パターン4> (4 小節)
ハモれ 7裏
ハモれ 7裏

【Aメロ】
<パターン3> (2小節)
みんな〜 8裏
思って〜 7裏

<パターン3> (2小節)
近〜 8裏
世界〜 7裏
【Bメロ】
<パターン5 (Bメロ)> (2小節) 
遠〜 7裏
【サビ】
<パターン6 (サビ)> (8小節) 
だから 6, 7 ,8 (前の小節の表の拍)
一人〜 1 (表)
突然〜 1 (表)
一緒〜 8裏
乗り〜 8裏
ずっと 6, 7 ,8 (前の小節の表の拍)
お互い〜 1 (表)
いつしか〜 1 (表)
横断歩道〜 8裏
他人〜 8裏

<パターン4> (2小節)
偶然〜 7裏

【サビ】
<パターン7> (4 小節)
#転調#
抱え〜
胸〜
なった
【サビ】
<パターン6 (サビ)> (8小節)
きっと 6, 7 ,8 (前の小節の表の拍)
誰〜 1 (表)
不意〜 1 (表)
理由〜 8裏
涙〜 8裏
それは 6, 7 ,8 (前の小節の表の拍)
そば〜 1 (表)
言葉〜 1 (表)
心〜 8裏
愛〜 8裏


<パターン4> (2小節)
ハモれ 7裏
ハモれ 7裏
ハモれ 7裏
#転調終了#

Aメロ
<パターン1 (Aメロ(1)> (2小節)
泣〜 8裏
僕〜 8裏

<パターン2 (Aメロ(2))> (2小節)
何も〜 7裏


ちなみに、<パターン4>の偶然のところが一回だった文をを最後の<パターン4>で3回にして、伏線を回収していますね。

乃木ファン

たまたま見た乃木坂46・「命は美しい」のMusic Videoを見た時に映像作品に心が惹かれて、乃木オタになったバンドマンの成れの果て。